不動産開発上位100社の新築住宅販売額は前年同月比33.1%減
販売額の落ち込みは現金を必要とする不動産開発会社にとって痛手
中国の7月の住宅販売額はこの1年で最大の減少となった。景気回復の重しとなっている不動産不況への対処が政策当局者の急務であることが裏付けられた。
不動産調査会社の中国房産信息集団(CRIC)の暫定データによれば、不動産開発上位100社の新築住宅販売額は前年同月比33.1%減の3504億元(約7兆円)。4カ月連続で前年比プラスになった後、6月に続いてマイナスとなった。前月比では33.5%減。
販売額の落ち込みは、緩和の兆しが見られない信用危機で現金を必要とする不動産開発会社にとって痛手となる。IFRによると、年末までに29億ドル(約4140億円)の債務支払いに直面する不動産開発会社、碧桂園は1日未明、第三者割当増資を中止した。
CGS-CIMBセキュリティーズの中国・香港調査責任者、レイモンド・チェン氏は「低調な販売傾向が続けば、さらに多く不動産開発会社、特に民間の不動産開発会社が近いうちにデフォルト(債務不履行)に陥るだろう」と、7月の住宅販売データ公表前に指摘した。
原題:China’s Home Sales Drop Most in a Year as Slowdown Worsens(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-01/RYOWBBT0G1KW01
【ロイター】中国地方政府、不動産デベロッパーの資金引き出し制限=関係筋 [8/2] [昆虫図鑑★]
http://2chb.net/r/news4plus/1690964060/
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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-31/RYN3FPDWX2PS01