>>20 聖槍ロンギヌスというのはキリスト教の言い分、神殺しの槍カシウスというのはユダヤ教の言い分…昔のね?
何処ぞのアニメでは、二本の槍なんて"一旦は"言われますけど、お察しの通り…本当は単なる槍で宗教的な配慮しない呼称なら
ガイウスの槍
それを突き立てるなら、ありのままを見れるとはよく言ったもので、モノとしては存在しており、所在も明らか
しかし、単なる槍であれ「手にする者は世界を手にする聖槍ロンギヌス」と信じる者が世界の約1/3という実情は
その伝承を真実にしてしまい、であるからこそ伝承がより強固になる一種の魔法を備えた槍と化してるのも事実
そんな風にメカニズムが分からない為、結果が神秘めいたモノなり、信仰されるということは槍に限った話ではなく
エクスカリバーなんてのも、穴があったら刺してみたくなるのが人間の性であるのか、単に岩に刺し過ぎた剣である
アーサーはそれを抜いたけど、単なる怪力であり…しかし、そんなバカの剣に鞘なんて残ってるわけないじゃない?
アーサーを神秘めいた何かにする為に、半ば錆びたその剣を一生懸命に研いで、それっぽい鞘を用意して、最初はそれだけの話
でもアーサーはあっさり暗殺される…そんな人間と、それを利用しようとする人間なんて、生きてたって碌なことは起きませんし^^;
で、大昔なので、その子供もアーサー(要するに名前が適当)…つまり「アーサーは、鞘の力で致命傷から回復した。蘇生した」と嘘を吐いた
言うて理想を掲げるだけの単なるキッズ、また殺されるのは目に見えてるので、鞘の力を本物…とは言わずとも、そう見えるだけの工夫は必要
だから、まことしやかな様々な情報を漁り、探して、たどり着いたのは、一人のアルビノの女性
突然変異はその容姿に留まらず、某所のクラゲの如く…老化という概念が欠落していたんですね
大昔なので、彼女の血を貰えば、アーサーは不老不死になれる(そんなわけない^^;)と喜び
その謎の自信から来る無茶と、たまたまの結果が、エクスカリバーの鞘の伝承の正体なんですね
アーサーの話は、当たり前の死で終われど、その女性はもちろん生き続け、むしろ厳重に保管され…
いわゆる最期の晩餐にて、ナザレのイエスを生かす為の賭けに、使徒はその女性を利用したんですね
ナザレのイエスは聡明な哲学者…そんなオカルトは信じないし、そんなモノの為に指を切ることを拒否した
使徒は言う…「これしか無い。ほんの一滴。針で刺すだけでも構わない」と、そこで女性は考えたんですね
「死刑だよね?十字架だよね?いや、無いとは思うけど、もし不死になったら…この人は殺され続ける」と
だから、指を切ることで使徒を騙して、注いだのは少量の赤ワイン…もちろん気付くイエスはお礼を言った
しかし、その後…使徒も彼女にお礼を言った。なんせ使徒であり、そんなもの信じるわけが無かったんだよ
ただ、ナザレのイエスに「自身は復活できると信じて、安心して、苦痛なく死んでほしかった」というオチ
それが「聖餐式(楽に逝けるなら嘘でも知ったこっちゃ無い^^セラピー」の始まりで、名前の由来も然り
その時点で彼女はキリスト教における聖人(キリスト教における平和・秩序の為に無償の愛を示した人間)であり
聖遺物において、聖杯だけは(彼女を守る為の)完全なるブラフなので、永遠に本物が見つかることはなく、しいて言うなら彼女が聖杯